2020年1月型式試験結果

一般財団法人保安通信協会

遊技機の型式試験業務

http://www.hotsukyo.or.jp/pdfdl.html#contents02

ページ内の「統計資料」から最新の試験結果が確認出来ます。

1月試験結果

ぱちんこ
結果書交付:56(適合:23、不適合:33)適合率41.07%

スロット
結果書交付:75(適合:20、不適合:55)適合率26.67%

1月のスロット適合は4ヶ月連続で上昇しました。

ただし、パチンコも同様ですが、結果書交付数が10件以上減少している為適合で考えると減少しています。

どちらも内規改正のタイミングも絡んでいると思うので申請数は前後するのは仕方ないと思いますが、適合率は上昇傾向にあるので良いのではないかと思います。

不適合事例

個人的に気になった事例をピックアップ。

ぱちんこ

・開放等までの時間が、非入賞容易状態のときよりも入賞容易状態のときの方が長い性能を有していた。

・プログラム上の賞球数と外部端子板から出力される信号(賞球数)が異なる性能を有していた。

回胴

・条件装置が作動している全ての遊技において、回転停止装置を作動させる時間にかかわらず条件装置に係る図柄の組合せを表示させる制御が可能となる性能を有していた。

・外部端子板から、メダル払出信号を正しく出力しない性能を有していた。

・周辺基板のロムを取り外したこん跡が残らない構造になっていた。


今回も出玉率に関係する部分は数多くあります…

気になった所では「外部端子が正しく出力しない」ですが、狙っている内容は違うかもしれませんが、ホール運営に支障が出そうなので試験に通ってもホール側に嫌われそうです。

そしてたまにあるのですが、「こん跡が残らない」です。試験では確実に落とされているハズですが、うまく試験に通過すれば、ホール導入時には化粧された機械が出る可能性があります。

今の時代の流れでチューニングされた機械がNGなのはわかりますが、4号機以前にあった激しい機械も知っているおっさんは何かを期待してしまいます。

最近の適合率の推移は下記リンクで確認出来ます。

型式試験結果の推移