ホールコンΧ(カイ)はホール運営の解になれるのか?

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ダイコク電機が12年ぶりに最新ホールコンピュータΧ(カイ)を発表しました。
2019年5月14日 ホールコンピュータ「Χ(カイ)」発売のお知らせ
https://www.daikoku.co.jp/dkwp/wp-content/uploads/2019/05/190514_4.pdf

IR内ではホール経営の効率化、省力化など最適な管理・分析・情報公開を実現させます。との事です。

ただ、これだけでは、一般人には全く想像も出来ないですが、これから各地で発表会が行われるようで少しずつですが、情報が入ってきています。

今年の目玉となったのは、同社CⅡ発表以来12年ぶりとなる最新ホールコンピューターの「X【カイ】」の発表だ。業界随一のビッグデータを自負するSISと独自開発によるAIを組み合わせたことで、今まで「使うもの」だったコンピューターの概念を覆し、「教えてくれる」コンピューターとして満を持してリリースとなった。

AIがデータを自動分析し、必要な情報を教えてくれる「オートコンサル機能」や、関連するデータがサブウィンドウで自動表示される機能を搭載し、インターフェースを含めたフルモデルチェンジとなった

この関連するサブウィンドウは、週間稼動データ、貢献(週・累計台粗利)、PPMシェア、玉粗利要素分析、粗利着地予測(シミュレーション)、スタート分析などが表示されることで、CⅡに比べて多角的な分析をしやすくなっている

顔認証システムを駆使したFan-SISや、商圏分析機能のMarket-SISといったさまざまなサービスを包括するX【カイ】は、これまでダイコク電機が取り組んできた技術の結晶といえよう。

PiDEA web

12年ぶりのフルモデルチェンジという事ですが、ただ、単にデータを見るだけでは無くSIS+AIでその先の「」を導き出すすぐれものだそうです。

今までのホール経営はおそらく長年の敬遠による「」に頼った部分も多いと思いますが、これからのホール経営はそういった曖昧な部分を排除していく流れになるのでしょうか???

ちなみに「Χ」はギリシャ文字でキリスト、救世主キリストをあらわすそうです。(ちなみにX’mas「クリスマス Christmas」のXはこのΧ(カイ)に由来しているそうです)。
ホール経営の救世主となるのでしょうか?

その他魅力的なキーワードとして「顔認証システム」を駆使した・・・とあります。

これを持ってあのお店のホールコンは顔認証だから・・・と無茶な事を言うつもりはありませんが、言いたい人には格好のネタになりそうです。。。

しかしフルシステム導入でいったいいくらかかるのでしょうか?

その点に触れている資料は無いですが、ま~安くは無い事くらいは容易に想像出来ます。

ダイコク電機も久しぶりのフルモデルチェンジで売上増を見込むかと思いきや合わせて業績予想を下方修正しています。

2019年5月14日 中期経営計画の修正に関するお知らせ
https://www.daikoku.co.jp/dkwp/wp-content/uploads/2019/05/190514_3.pdf

市場変化に鑑み既存ユーザー様はシステムアップによりご利用いただけるように見直し・・・

という事でΧ(カイ)の導入はフルシステム導入限定では無く必要なシステムだけでも組み込めるようです。本当は久しぶりのフルモデルチェンジなので強気に売りたかったのでしょうね・・・

それと今回のIRの中でちょっと気になる一文がありました・・・

新規事業(パチスロ事業)の見直しの実施

市場では新規則に合わせた取り組みが進んでおりますが、市場の一部では、市場環境の変化に合わせるための試行錯誤が続いている状況です。このような状況のもと、新規事業として取り組んでおりますパチスロ事業においては、市場状況を注視し慎重な姿勢で対応していくこととしました。

これってダクセルの事ですよね?

もう既に撤退していたと思っていたので、まだ諦めていなかったのかと逆に驚きです。

未来に帰った「レイちゃん」は現代に戻ってくるのでしょうか???