2020年2月型式試験結果

一般財団法人保安通信協会

遊技機の型式試験業務

http://www.hotsukyo.or.jp/pdfdl.html#contents02

ページ内の「統計資料」から最新の試験結果が確認出来ます。

2月試験結果

ぱちんこ
結果書交付:61(適合:24、不適合:37)適合率39.34%

スロット
結果書交付:75(適合:19、不適合:56)適合率25.33%

2月のスロット適合は減少です。

時期的にスロットは本格的に6.1号機での申請に移行していて合格ラインをうまく掴んでいない可能性がある事と来期販売予定の機械になると思うので多少は攻めているのかな~と思います。

そして今回は、ぱちんこ&スロットとは別に「じゃん球」で適合が1件あります。
昨年も何件か申請・不適合はあったのでその機種であれば開発の皆様お疲れさまでしたとなるのですが、それとも別のメーカー、機種なのでしょうか?

まだ実際に販売されるかも不明ですが、個人的には導入されるなら何十年ぶりかのじゃん球を打ってみたいと思います。

不適合事例

個人的に気になった事例をピックアップ。

ぱちんこ

・試射試験の結果、普通電動役物に係る入賞口の開放等の時間、開放等までの時間及び開放等の回数が入賞が容易となるように変動している間の出玉率が1を超えた。

回胴

・周辺基板のロムを取り外したこん跡が残らない構造になっていた。


今回は出玉率以外の不適合事例は少なめでした。

確か今は電サポ時に出玉が増えてはいけなかったのだと思いますが、「総量」との兼ね合いがとれるなら電サポで球が増える事を許可しても良いような気がします。

ただし、前提として釘のメンテナンスなどで出玉が減るような調整が出来るようではぼったくりなホールにとって恰好の材料になるだけなのでうまく封じ込めてほしいと思います。

そしてスロットでは今回も「周辺基板のロムを取り外したこん跡が残らない構造になっていた。」で不適合となっています。

毎月とは言いませんが、かなりの頻度で見かけます。

これだけ見かけるという事は1つのメーカー、1機種だけではないと思いますが、あまりにも多いです。

何か根本的な問題があるような気がします。

 

最近の適合率の推移は下記リンクで確認出来ます。

型式試験結果の推移