2020年11月型式試験

一般財団法人保安通信協会

遊技機の型式試験業務

http://www.hotsukyo.or.jp/pdfdl.html#contents02

ページ内の「統計資料」から最新の試験結果が確認出来ます。

11月試験結果

ぱちんこ
結果書交付:64(適合:32、不適合:32)適合率50.00%

スロット
結果書交付:69(適合:17、不適合:52)適合率24.64%

パチンコは適合率50%、スロットも適合率が上昇傾向です。

不適合事例

個人的に気になった事例をピックアップ。

ぱちんこ

・特別図柄表示装置の始動口を兼用していない普通電動役物に係る入賞口を設け、入賞容易状態中の普通図柄表示装置の作動回数を入賞容易状態の終了条件とし、遊技の状態を変動させることを可能とする性能を有していた。

・保留装置以外の、遊技盤上の遊技球を重力の作用にかかわらず留めておくことを可能とする性能を有していた。

回胴

・第一種特別役物に係る役物連続作動装置の作動時に入賞に係る条件装置の抽せんのパターンを変動させることにより、入賞に係る条件装置の作動確率を変動させる性能を有していた。

 

今回はじゃん球も結果書が交付されています。

結果は不適合。

現在じゃん球を開発していると思われるのはサミーくらいしか思いつきません。

そのサミーは既に検定を通過した型式があったはずなのですが、まだ実用に耐えうるレベルの機械ではないのでしょうか?


今月のスロットは指摘事項が少なくなっています。

良い傾向と考える事も出来ますが、それだけ融通が利かなくて捻った機械が作りにくい、あきらめたのかと思います…

その点パチンコはまだまだ何かやれそうな気がします。

ちなみに「GLI」の結果書交付件数は、ぱちんこ3機種で適合は3機種でした。

 

最近の適合率の推移は下記リンクで確認出来ます。

型式試験結果の推移