2019年11月型式試験結果

一般財団法人保安通信協会

遊技機の型式試験業務

http://www.hotsukyo.or.jp/pdfdl.html#contents02

ページ内の「統計資料」から最新の試験結果が確認出来ます。

11月試験結果

ぱちんこ
結果書交付:93(適合:37、不適合:55)適合率39.78%

スロット
結果書交付:82(適合:18、不適合:62)適合率22.50%

11月のスロット適合率は22.5%です。10月に比べ結果書交付数が2件減り適合が+1台、不適合が-3台となった結果です。

今回はパチンコの適合率が約50%から約40%に低下しましたが、持ち込んだ機械がどれだけ攻めたか通過を優先したかの方が影響が大きそうな気がします。

不適合事例

個人的に気になった事例をピックアップ。

ぱちんこ

・内部抽せんの結果を遊技者に報知しないにもかかわらず、端子板から遊技機外に送信する機能を有していた。

回胴

・客が入賞等を得られる停止順の指示に係る情報を、主基板が制御しているランプ等により客に報知しないにもかかわらず、外部集中端子板から遊技機外へ送信する性能を有していた。

・周辺基板のロムを取り外したこん跡が残らない構造になっていた。


今回のピックアップ件数は少なめですが、ぱちんこは書類不備で不適合となった事例が複数挙がっていました。

一様表現としては「欠落」としていますが、うっかり忘れたというよりは意図的に外していたと考えるのは考え過ぎ?

回胴の項目の中で「周辺基板のロムを取り外したこん跡が~」ですが、全く同一の内容が10月のぱちんこでも記載されていました。

今更メーカー自ら不正機に手を染める(もちろん過去にも無いはず…)とは考えにくいですが、そうでないとしたらどんな理由があるのでしょうか?

 

最近の適合率の推移は下記リンクで確認出来ます。

型式試験結果の推移