ダイナムが2019年3月期の決算を開示しました。
ざっくり言うと減収増益。収入は減ったけれど利益は増えています。
基本的には売上が減っても利益が増えて頑張ったね~と思いますが、ホールの利益の大部分はお客からの貸玉収入な訳で利益を増やす為にお客からぼった・・となると話は別になります。
決算数値から見てみます。
2018年の貸玉収入は775,060百万円、景品出庫額は622,968百万円
ということで景品出庫額/貸玉収入≒80.4%
2019年の貸玉収入は768,857百万円、景品出庫額は622,486百万円
景品出庫額/貸玉収入≒81.0%
少しですが、還元割合が増えています…
わずか0.6%の話ですが、売上規模から考えると結構な金額です。
貸玉収入を62億落として、還元額の減少は4.8億です。
ま~還元率が大体80%なのが妥当かどうかわかりませんが、この状況で増益なのは頑張ったのではないかと思います。
減収の中でお客への還元率を上げつつ増益を達成した理由は決算書の中で説明されているのですが、大まかに言うと業界ナンバーワンの店舗数450店舗のスケールメリットを活かした経費削減にあります。
その内容はさまざまな点で「標準化」をし、かかるコストを抑制する事です。
結果としてお客への還元率が上昇する事は良い事だと思いますが、個人的にパチンコ店は「少し胡散臭いくらいが丁度よい」と考える自分には少し寂しい気もします。
ま~昔は・・・と懐古的な考えではやっていけない時代だとは思うので難しい問題だと思います。
その他ホール・メーカーの決算状況は下記リンクで随時更新しているのでよろしければ、御覧ください
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