2月の型式試験の結果が公開されました・・・
一般財団法人保安通信協会
遊技機の型式試験業務
http://www.hotsukyo.or.jp/pdfdl.html#contents02
ページ内の「統計情報」から試験結果が確認出来ます。
2月試験結果
ぱちんこ
結果書交付:88(適合:25、不適合:63)適合率28.4%
スロット
結果書交付:92(適合:15、不適合:77)適合率16.3%
ぱちんこの不適合率が大幅に上昇しています。適合数の数より年末に向けていわゆる「本命スペック」的な機種を持ち込んでいるのかな~と思います。
そして最近某有名版権機が何回試験に落ちたとか話題になっています。
色々試行錯誤だとは思いますし、試験機関に不信感を持つ向きもありますが、試験が適正に行われているならば持込機械が「ギリギリOK」を狙っているというよりは「ギリギリアウト(かもしれない)」くらいを狙っているように感じます。逆に考えればば試験機関が正しく機能してると思います。
メーカーとしてこのくらいなら試験通過するだろうという「妥協スペック」的なラインもそろそろ掴んでいる頃かもしれません。
今月の気になった不適合理由
パチンコ
設計書等審査
・データ領域で使用されるデータがプログラムの実行状態によって別々の意味を持つものとなっていた。
確か未使用領域は全部0で埋めなければならなかったはず。
結構基本的な部分だという認識です。普通に見られれば確実に不適合となるハズですが、ばれないつもりで何か細工がしてあった?
・入賞口の大きさが、規則で定める値を超えた。
何か狙っていた事はあったのだと思いますが、タダじゃない試験料です。結果機械価格に反映されます。
・設定変更装置が、間接的な操作、遊技の結果又は偶然その他の併用により作動する構造を持つものであった。
こういう問題は見つけてもらってよかったような気がします。市場投入後に発覚していたら取り返しがつかない事になります。
遊技機の試験
出玉率関連がたくさん。
スロット
設計書等審査
役物関連は難解です。
ただ今回の試験結果で気になった内容は「リプレイが揃った状態で精算出来る」と「ボーナス中精算を行うと揃っているリプレイが無効になる」です。
何か仕組み的に面白い事に挑戦したのか、ただのうっかりさんなのか???
遊技機の試験
出玉率関連がたくさん。
今回もま~明らかにまずいわなといった内容から何回読んでも良くわからない事まで色々あります。
どちらかと言うと評判の良くない試験機関ですが、通ればラッキー的に持ち込まれたり、結果的に不正遊技に繋がる不具合のある機械を持ち込まれたり・・・
これを限りなくゼロにする試験・検査を行わなければならないので中々大変だと思います。
個人的には挑戦的な面白いスペックは大目に見てよと思ったりしますが、仕様通りで検査を行っているハズです。