一般財団法人保安通信協会
遊技機の型式試験業務
http://www.hotsukyo.or.jp/pdfdl.html#contents02
ページ内の「統計資料」から最新の試験結果が確認出来ます。
2020年4月試験結果
ぱちんこ
結果書交付:84(適合:33、不適合:51)適合率39.29%
スロット
結果書交付:85(適合:26、不適合:59)適合率30.59%
不適合事例
個人的に気になった事例をピックアップ。
ぱちんこ
・普通図柄表示装置に表示される当たり図柄の変動開始時の入賞用意容易状態により選択された開放延長機能作動時の開放パターンが、普通電動役物の作動が終了するまでの間に入賞容易状態が終了すると開放パターンが変化する性能を有していた。
・あらかじめ定められている終了条件ではない終了条件により入賞容易状態が終了する性能を有していた。
・射試験の結果、入賞が容易となるように変動させる場合において、変動している間の出玉率が1を超えた。
回胴
・主基板の部品が未装着で申請書添付書類と異なっていた。
・申請書添付書類の遊技メダル等の獲得に係る記載において、「規定枚数(遊技機の定数3枚」の値が記載されていなかった。
・主基板にカスタム集積回路が装着されていた。
不適合事例なので意味が無いと言えばそうなのですが、どんな事を狙っていたのか考える事は楽しいです。
新規参入だったり、経験の浅いメーカーなら書類不備もやらかすと思うけれど大手メーカーなら基本部分は過去の蓄積があり使いまわししていると思うのですが、今回規定枚数についての記載漏れで不合格になっています。
何処のメーカーかわかりませんが何か狙っていた仕様があるのでしょうか?
最近の適合率の推移は下記リンクで確認出来ます。
型式試験結果の推移