2020年8月型式試験

一般財団法人保安通信協会

遊技機の型式試験業務

ページ内の「統計資料」から最新の試験結果が確認出来ます。

8月試験結果

ぱちんこ
結果書交付：75（適合：28、不適合：47）適合率37.33％

スロット
結果書交付：84（適合：14、不適合：70）適合率16.67％

相変わらずな感じです。

不適合事例

個人的に気になった事例をピックアップ。

ぱちんこ

・主基板のロムのデータ領域に「０」以外の未使用のデータが存在していた。

・遊技盤上のガラス板等に切断による境界が存在し遊技盤が歪んで見え、凹凸と解される構造であることから、遊技の公正を害する調整を行うことができる性能を有していた

・大入賞口の開放が終了してから、最終小当り演出時間の計測が終了するまでの時間が、大入賞口が最大入賞数に達した場合と達しなかった場合で異なる性能を有していた。

回胴

・遊技機設計値算定書の設計値に不備があり、申請者が記載しようとした事項が容易に推測できるものでなかった。

パチンコの不適合事例（ガラス板、入賞個数で性能が違う）は初めて見た事例かもしれません。何か月後かにはあ～この事かと思える機種が登場するかもしれません。

スロットの書類不備ですが、ほとんど流用出来ると思うのですが、何か新規の仕様を盛り込んで不備を指摘されたのか？？？

もう時効かなという話ですが、書類の数値をわざと計算間違いをしてなんとなく数値を合わせた事があります。。。まさかそんな事は無いよね…

最近の適合率の推移は下記リンクで確認出来ます。